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音相
「音相〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
音相の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
金の卵の代りにキンダマ譚《ばなし》からやり始める。 けだし金の卵とキンダマ、国
音相近きを以てなるのみならず、梵語でもアンダなる一語は卵をも睾丸をも意味するから....
「ビジテリアン大祭」より 著者:宮沢賢治
間違《まちが》いであるか豚肉ではない蕈《きのこ》の一種である。サンスクリットの両
音相類似する所から軽卒《けいそつ》にもあのような誤りを見たのである。茲に於《おい....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
程度だけしか出すことはできません。音律はある程度まで現わし得るかも知れませんが、
音相に至っては、今のところ呆然自失《ぼうぜんじしつ》するばかりです。悲しいことで....
「植物一日一題」より 著者:牧野富太郎
えた愚説では、それは恐らくサネカズラが古今を通じた名であって、それがナニヌネの五
音相通ずる音便によって昔どこかでサナカズラと呼んでいたのではなかったろうかと推量....