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「韵〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

韵の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
新生」より 著者:島崎藤村
花が咲いている。いずれも寂しい花である。ことに樒の花は臘梅《ろうばい》もどきで、致《いんち》の高い花である。その花を見る僕の心は寂しく顫《ふる》えている」こう....
魔法修行者」より 著者:幸田露伴
住んでいたところは、実に面白い。 或時長頭丸即ち貞徳が公を訪うた時、公は閑栖の事であるが、和らかな日のさす庭に出て、唐松の実生を釣瓶に手ずから植えていた。五....
風流仏」より 著者:幸田露伴
\截切る音は空駈る矢羽の風を剪る如く、一足|退って配合を見糺す時は琴の糸断えて余のある如く、意糾々気|昂々、抑も幾年の学びたる力一杯鍛いたる腕一杯の経験|修錬....
連環記」より 著者:幸田露伴
か、いぬかは、誰にでも検討さるることであるが、評の当否よりも、評の仕方の如何にも致があって、仙禽おのずから幽鳴を為せる趣があるのは、保胤其人を見るようで面白い....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
んじゅんめいりょう》に山に向って呼びかけた言葉に過ぎないけれど、茂太郎が叫ぶと、文《いんぶん》のように聞える。 清澄の茂太郎は今、般若の面を小脇にかいこんで....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
三千) 追逐看山臨水縁(追逐《おひおひ》に山を看《み》、水縁に臨む) 唱出俳壇新鐸(俳壇に唱へ出す新《しんゐん》の鐸《たく》) 声々喚起百年眠(声々に喚起す....
源氏物語」より 著者:紫式部
声も朗らかな気のする南庭を見て親王方、高級官人をはじめとして詩を作る人々は皆|探《たんいん》をいただいて詩を作った。源氏は、 「春という字を賜わる」 と、自....
翻訳遅疑の説」より 著者:神西清
いわ》く、 「古画を模写し又は諸の真物を写すに、悉く其形に似む事を求むる時は清生じ不申候。又米元章、黄子久の如き清雅なる法にても、俗人用ひ候へば俗気生じ、馬....