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響応
「響応〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
響応の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「四条畷の戦」より 著者:菊池寛
機会として京畿の官軍は一時に蜂起し、紀伊熊野諸豪多く官軍に応じ、和泉摂津にも之に
響応する者が少くなかった。此の報を得た賊軍側は大いに駭き、細川|顕氏に軍を率いし....
「鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
氏などが出るし、また西京大阪辺でも、大谷句仏《おおたにくぶつ》氏、水落露石氏等が
響応し、なお碧梧桐氏が全国を巡遊するに至って、到る所にこの傾向を普及せしめた。そ....
「歌の円寂する時」より 著者:折口信夫
京して以来の辛苦は、誠に『十年』である。而も其間に、酬いられ過ぎるほどに、世間は
響応した。却て、世間が文芸復興に似た気運に向いていた処だから、「アララギ」の働き....
「妖怪学」より 著者:井上円了
動を与うるも、大なる動揺を呈するの事情あり。第三に、一人これを動かせば衆人これに
響応して、ますます著しき動揺を生ずるの事情あり。第四に、数回これに動揺を与うると....
「妖怪玄談」より 著者:井上円了
を与うるも、一尺の動揺を呈するの事情あり。第三に、一人これを動かせば、衆人これに
響応して、ますます著しき動揺を生ずるの事情あり。第四に、数回重ねてこれに動揺を与....
「春心」より 著者:田中貢太郎
が出て来て、奥さんがお待ちかねだと云うから、往ってみると、奥さんらしい女がいて、
響応になってると、女が盃をくれと云うので、やろうとしているうちに、二人の女の子は....
「妖影」より 著者:田中貢太郎
ている。友人はその魚を仲買人の手から数|尾買って帰り、それを己で料理して、私に御
響応した後で、 「そのあたりを歩いて見ようじゃないか」 と云いだした。すると、....