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「響灘〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

響灘の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
ゲテ魚好き」より 著者:火野葦平
いる。私もしばしば試みたけれども、十数回のうちで、たった一度しか成功しなかった。響灘《ひびきなだ》は玄海灘とつづいているが、白島《しらしま》付近は魚と貝類の宝庫....
私本太平記」より 著者:吉川英治
涙も出なかった。 どっぷりと遠賀川は夜になっていた。 芦をわたる暗い風には、響灘のとどろきがある。 尊氏はまだ船の上だった。二月の星はいいようもなく肌ざむ....