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頂門の一針
「頂門の一針〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
頂門の一針の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「春の盗賊」より 著者:太宰治
。」 このゲエテの結論は、私にとって、私のような気の多い作家にとって、まことに
頂門の一針であろう。あまりに数多い、あれもこれもの猟犬を、それは正に世界中のあり....
「法窓夜話」より 著者:穂積陳重
出家たる本分を忘れて、貨財の末に齷齪《あくせく》たるを憫《あわれ》んで、いささか
頂門の一針を加えられたものであろう。 三八 決闘裁判 刑事裁判がその源を復....
「社会時評」より 著者:戸坂潤
それから三四日経って、東朝の「鉄箒」欄に、村岡米男という人の投書がある。それは
頂門の一針として一寸痛快なものである。この人の云う処によると、百八矢倉に行って見....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
を反駁して小毒はある、しかし猛毒はないのが女の文章である、と。なかなかでしょう?
頂門の一針的でしょう? 許さんは文章をいつもみて貰っていて、直して貰っていたので....
「一商人として 」より 著者:相馬愛蔵
見えて有能なものより、かえって一段上のつとめをすることがあるのです。これはむろん
頂門の一針、主人側の注意すべきことです。 世間には自分の店で販売する品を、絶え....
「自信の無さ」より 著者:太宰治
反対に今の新人はその基本作因に自信がなく、ぐらついている、というお言葉は、まさに
頂門の一針にて、的確なものと思いました。自信を、持ちたいと思います。 けれども....