預り主[語句情報] » 預り主

「預り主〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

預り主の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
仮装人物」より 著者:徳田秋声
を唆るにも、打ってつけであった。絶えず何かを求め探している葉子の心は、すでに娘の預り主の師匠にひそかに叛逆を企てているに違いなかったが、庸三の曇った頭脳では、そ....
ドグラ・マグラ」より 著者:夢野久作
したに違いない事は容易に推定出来ると思う。 ……その証拠に呉一郎は「この絵巻物の預り主の正体を知っている」と仙五郎爺さんに話しているではないか……。 ……どうし....
夜の靴」より 著者:横光利一
は、八月に負傷して今病院に入院中だが、十月になれば帰って来るという。次ぎに、先日預り主に返した小牛の病気について、――この小牛は糞が牛らしくなく固くて、胃腸が駄....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
敷も広くなけりゃならねえんだ――」 「君の言う、そのすべての条件に叶った飼主――預り主があるのだ、わしに任せてくれないか、で、また必要の時は、いつでも君に返して....