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「預り証〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

預り証の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
西洋人情話 英国孝子ジョージスミス之伝」より 著者:三遊亭円朝
様を疑ぐる訳じゃ有りませんが、どうか三千円確かに預かった、入用の時には渡すという預り証文を一本御面倒でも戴きたいもので」 丈「成程これはお前の方で云わぬでも当然....
仮装人物」より 著者:徳田秋声
きましょう。」 大した金でもなかったが、この期になって彼はそれが惜しくなった。預り証もちょうど紙入れのなかにあった。敷金は二カ月分残っていた。 藤子は軽い雨....
鞄らしくない鞄」より 著者:海野十三
。それでようがす」 と返事をした。 臼井は記名|捺印《なついん》をして、その預り証を川北老に手渡した。川北老はそれをすみれ嬢に見せ、嬢がうなずくと、それを八....
道化役」より 著者:豊島与志雄
から、私自身で私の会社から借りるようにして貰いたい。債券の番号をすっかり記入した預り証を取っておかなければいけない。こんどの抽籤の時もし二千円当ったら、それで金....
放し鰻」より 著者:岡本綺堂
ってくれた。 「だが、わたしは満足に字が書けないから、いずれ親方が帰って来てから預り証を書いてあげる。それでいいだろうね。」 「へえ、よろしゅうございます。」 ....