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預言者
「預言者〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
預言者の前後の文節・文章を表示しています。該当する13件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「デンマルク国の話」より 著者:内村鑑三
薔薇《バラ》の花咲くところとなすを得べし」と彼は続いて答えました。この工兵士官に
預言者イザヤの精神がありました。彼の血管に流るるユグノー党の血はこの時にあたって....
「誰」より 著者:太宰治
》を誰と言ふか」答へて言ふ「バプテスマのヨハネ、或人《あるひと》はエリヤ、或人は
預言者の一人」また問ひ給《たま》ふ「なんぢらは我を誰と言ふか」ペテロ答へて言ふ「....
「琴のそら音」より 著者:夏目漱石
ませんから是非この月|中《じゅう》に方角のいい所へ御転宅遊ばせと云う訳さ。飛んだ
預言者《よげんしゃ》に捕《つら》まって、大迷惑だ」 「移るのもいいかも知れんよ」....
「如是我聞」より 著者:太宰治
く見ゆれども、内は偽善と不法とにて満つるなり。禍害なるかな、偽善なる学者、汝らは
預言者の墓をたて、義人の碑を飾りて言ふ、「我らもし先祖の時にありしならば、
預言者....
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
えばマホメットの教えは科学に対して敵意をもたないはずのものである。すなわち、この
預言者が弟子たちにこう言ったという話がある。『知識の学問が全く滅亡される日が来れ....
「聖書の読方」より 著者:内村鑑三
ある、而して信者は忍んで其建設を待望む者である。 同三章五節、六節に於てルカは
預言者イザヤの言を引いて曰うて居る、曰く 諸の谷は埋られ、諸の山と崗とは夷げられ....
「綺堂むかし語り」より 著者:岡本綺堂
小さい穴の口には「一銭銅貨を入れると出ます」と書き添えてあった。 源氏の将軍が
預言者であったか、売卜者であったか、わたしは知らない。しかし此の町の人たちは、果....
「青年」より 著者:森鴎外
なに贔屓目に見ても、さ程|難有くもないように思った。純一も東京に出て、近く寄って
預言者を見てから、渇仰の熱が余程冷却しているのである。 対話が済んで客が帰る。....
「銀三十枚」より 著者:国枝史郎
ある」と。 その時ユダはこう思った。 「これは途方もない傲慢な言葉だ。仮りにも
預言者と称する者が、何ということを云うのだろう」 しかしユダはこんなことぐらい....
「あるニュウ・フェイスへの手紙」より 著者:岸田国士
役は残酷に思われました)を筆頭にして、若い女優の総出ということになり、遂に、――
預言者、ルイ・ジューヴェとコポオが読みあげた時、コポオは、にやりとジューヴェに笑....
「春の修善寺」より 著者:岡本綺堂
小さい穴の口には「一銭銅貨を入れると出ます」と書き添えてあった。 源氏の将軍が
預言者であったか、売卜者であったか、わたしは知らない。しかしこの町の人たちは、果....
「帝大聖書研究会終講の辞」より 著者:矢内原忠雄
、その後二世紀を経てバビロン捕囚の国民的悲運を経験した時代に、或る名の伝わらない
預言者の宣べた言であって、其後更に二世紀|経ってイザヤ書が今日の形に編輯せられた....
「読書と著書」より 著者:矢内原忠雄
する人物』はエレミヤ・日蓮・リンコーン・新渡戸博士の四人を含んで居る。初の二人は
預言者型の人物であり、後の二人は善き意味の常識家型の人物である。而して私の尊敬す....