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「頑癬〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

頑癬の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
ナポレオンと田虫」より 著者:横光利一
虫もまた、同時にそのときの一兵卒の銃から肉体へ移って来た。 ナポレオンの田虫は頑癬の一種であった。それは総ゆる皮膚病の中で、最も頑強な痒さを与えて輪郭的に拡が....
十二支考」より 著者:南方熊楠
り好き嫌いあるべきも、香油質のやや粘ったもので、予自身は甚だ好きだったが、医者が頑癬《たむし》の異態だろうとて薬を傅《つ》けても今に全癒せぬが、香液は三年切りで....
関牧塲創業記事」より 著者:関寛
腫れ、殊に眼胞は腫れて、両眼を開く事能わず、手足も共に皮膚は腫脹と結痂とにて恰も頑癬の如し。為めに四五日は休息せり。且つ頭痛と眩暈とにて平臥せり。 小虫を防ぐの....