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領収
「領収〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
領収の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「麻雀殺人事件」より 著者:海野十三
で、例によって子供たちの学資補助を仰いで恐縮であるという礼状が金五十円也という仮
領収証と共に入っていた。こんなにコンディションのよい彼が自殺するとは考えられなか....
「支倉事件」より 著者:甲賀三郎
さえあるのです。私は入院料を払わなかった事はありません。生憎定次郎に会った時には
領収証をなくしていたのです。それも病院へ行って聞けば分る事です」 支倉は一度喋....
「棄てる金」より 著者:若杉鳥子
い物馴れた態度でその金を受け取った。 円い大きいスタンプのような寺の判を捺した
領収書を貰うと彼女はすぐに其処を出た。不浄物を棄てたような身軽さと、親戚の環視の....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
人妻ユリニ対シ右罰金ノ納付方請求有之、妻ユリハ誤ッテ之ヲ納付シタル次第ニ有之候(
領収証書番号第一〇五九号)従ッテ右罰金ハ被告人ニ於テ納付シタルモノニ無之候間右執....
「田沢稲船」より 著者:長谷川時雨
ている金ではないとか、披露の式は都下の新聞紙にも掲載されるだろうから、その費用の
領収証は取り揃えてお目にかけるというような下書きは、美妙が書いて渡した。 華や....
「被尾行者」より 著者:小酒井不木
、はや御出かけになったとのことで、今こちらへ御邪魔したので御座います。どうかこの
領収書に署名を願います」 ポカンとして突立った清三の前に、「探偵」は五千円の小....
「誘拐者」より 著者:山下利三郎
れは余り話にも、気乗がしなかったので謝絶しました」 春日は更に一年間の、家庭用
領収簿の閲覧を要求した、善兵衛は忌々し気に立上り帳簿を取って来て見せたが、春日の....
「自殺か他殺か」より 著者:小酒井不木
ねました。 「これだよ」 こう言って俊夫君の示したものは、ある眼科医の診察料の
領収証でありました。私はそれが、いかなる意味をもつのか、さっぱり分かりませんでし....