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「領所〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

領所の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
十二支考」より 著者:南方熊楠
クス(豕)なる人が昔|在《い》たからと解き、ケイヴはかの地古くオクスフォード伯の領所で、教区寺のオルガンの楽鍵ごとにその端に伯家の紋章豕を鐫《え》りあるからと釈....
私本太平記」より 著者:吉川英治
わが家の郎党よな」 「はっ。御一族の松永殿に従って、足利ノ庄よりこの丹波篠村の御領所へ移ってまいった一名にござりまする。……がしかし、若殿には、いかなるわけで、....
私本太平記」より 著者:吉川英治
あった。古さからいっても、土着の人と変りはない。そのうえこの辺は、彼の父祖以来の領所(飛び領)であった。ひどい山間で収入はろくにないが一隠居の生活には余りがある....
私本太平記」より 著者:吉川英治
の由ですが、いらい本地よりは、阿波に住みついて、同所の仁和寺領や石清水八幡領の“領所預かり”などをしながら、しだいに海賊としての大きな地盤を、小松島ノ浦や勝浦ノ....