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領承
「領承〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
領承の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「永日小品」より 著者:夏目漱石
合点《がてん》の行くまで研究していれば、二三時間はかかる。やむをえず、好い加減に
領承《りょうしょう》した。そこで羽衣《はごろも》の曲《くせ》を謡い出した。春霞《....
「蒲生氏郷」より 著者:幸田露伴
ければまだしも、何事か有った時には随分厄介な事で迷惑千万である。が、致方は無い、
領承するよりほかは無かったが、果して此の木村父子から事起って氏郷は大変な目に会う....
「歌行灯」より 著者:泉鏡花
しこのたまを取得たらば、この御子を世継の御位になしたまえと申しかば、子細あらじと
領承したもう、さて我子ゆえに捨ん命、露ほども惜からじと、千尋のなわを腰につけ、も....
「四十八人目」より 著者:森田草平
、それらのものに持たせて、貴公はただ宰領してきてもらえばいいというのだ。小平太は
領承してすぐに立ち上った。 平間村までは往復八里の道である。目黒から間道を脱け....
「白花の朝顔」より 著者:泉鏡花
こんちは、あの……居らっしゃいますか。」と、ざっとかわるのであることを、諸賢に御
領承を願っておいて…… わが、辻三がこの声を聞いたのは、麹町――番町も土手下り....