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頡頏
「頡頏〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
頡頏の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「小説 不如帰 」より 著者:徳冨蘆花
、おとうさま、おとうさまてばヨウおとうさま」と振り分け髪はつかまりたる中将の膝を
頡頏台にしてからだを上下に揺すりながら、「今日はね、おもしろいお話を聞いてよ、あ....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
、道理と公正とをその円満なる状態に返し、各人を本来の地位に復せしめながらあらゆる
頡頏《けっこう》の萌芽《ほうが》を根絶し、世界の広大なる一致に王位がもたらす障害....
「学者安心論」より 著者:福沢諭吉
に甘んずる者か。余輩断じてその然《しか》らざるを証す。結局双方の智力たがいに相|
頡頏《きっこう》するに非ざれば、その交際の権利もまた
頡頏すべからざるなり。交際の....
「上野」より 著者:永井荷風
せられたのは明治十二三年のころであろう。当時池之端数寄屋町の芸者は新柳二橋の妓と
頡頏《けっこう》して其品致を下さなかった。さればこの時代に在って上野の風景を記述....
「江戸芸術論」より 著者:永井荷風
たればその長寿とその制作の夥《おびただ》しきは正に葛飾北斎《かつしかほくさい》と
頡頏《きっこう》し得べし。然《しか》れどもその制作中の最も佳良なるものは悉《こと....