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頬擦り
「頬擦り〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
頬擦りの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「少女地獄」より 著者:夢野久作
。 そうかと思うとダシヌケに、ヤンチャを言っているお客さんの子供を抱き上げて、
頬擦りをしてキャッキャと笑わせたり、十銭で三つぐらいの一番|高価《たか》いお蜜柑....
「霊感!」より 著者:夢野久作
はもう有頂天になって可愛がっているのです。私達もそれを見ますと直ぐにも抱き上げて
頬擦りしてみたい衝動で一パイになるのですが、まだどっちの子とも決定らない以上どう....
「爛」より 著者:徳田秋声
たいような気がするね。」 お増は無造作に自分の膝へ抱き取った子供の柔かい顔に、
頬擦りなどしながら言った。 「貰って下さいよ一人。私のところでは、どしどし出来る....
「山の手の子」より 著者:水上滝太郎
早い奴《やつ》を追いかけてお鶴も「明日またおいで」と言って、別れ際に今日の終りの
頬擦りをして横町へ曲って行く。 私はいつも父母の前にキチンと坐って、食膳《しょ....