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頭から離れない
「頭から離れない〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
頭から離れないの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「生まれいずる悩み」より 著者:有島武郎
の苦しさこのさびしさから救われるのだろう」 平常のこの考えがKと向かい合っても
頭から離れないので、君は思わず「親父にも兄貴にもすまない」と言ってしまったのだ。....
「日を愛しむ」より 著者:外村繁
、去年、神経痛を病み、漸く上京した。しかし仏壇のある郷里の家のことが、寸時も母の
頭から離れないらしい。毎日、母は散歩に出て、密かに足を訓練している様子である。 ....
「澪標」より 著者:外村繁
私用を弁じるが、昼寝することも珍しくない。 しかし、とよの先刻の姿は寸時も私の
頭から離れない。何故かといえば、とよが美人だからでもあろう。人もそう言うが、この....
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
た。 それに反して、お杉は、幼少の時から見ている悪戯小僧のたけぞうがどうしても
頭から離れない。しらくも頭で洟垂れの畸形児みたいに手脚ばかりヒョロ長かった嬰児の....