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頭の皿
「頭の皿〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
頭の皿の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「河童」より 著者:芥川竜之介
十三
僕らはトックの家へ駆けつけました。トックは右の手にピストルを握り、
頭の皿から血を出したまま、高山植物の鉢植《はちう》えの中に仰向《あおむ》けになっ....
「猿飛佐助」より 著者:織田作之助
知った醜さは、南蛮渡来の豚ですら、見れば反吐をば吐き散らし、千曲川岸の河太郎も、
頭の皿に手を置いて、これはこれはと呆れもし、鳥居峠の天狗さえ、鼻うごめいて笑うと....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
皿を描きはじめたでしょう。面白いしおかしいことね。どうせ架空のものでしょう。その
頭の皿が乾くと力がぬけるなんていうのは感覚の問題で、人間は頭のてっぺんの工合につ....
「落語・教祖列伝」より 著者:坂口安吾
ゃないか。もッたいないが、一ツ十手を使ってやるかな。さア、おいで」 「この野郎。
頭の皿わられるな」 はじめて両者ピタリと構える。米屋のアンニャがジッと見ると、....
「チベット旅行記」より 著者:河口慧海
って居る所もあり、また雪の中に凍え死んだ死骸の骨の散らばって居る所もありますが、
頭の皿と足の骨は一向ないです。これはチベットの仏具に使うために倒れた人があると通....