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頭山満
「頭山満〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
頭山満の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「鍵屋の辻」より 著者:直木三十五
るから判りっこはない。田舎で目に立ってびくびくしているよりもその方が利口である。
頭山満《とうやまみつる》の邸へ逃込んだ印度人がとうとう判らなくなったり、早大の佐....
「自叙伝」より 著者:大杉栄
金を時の内務大臣後藤新平君から貰って来たのだ。 その少し前に、伊藤がその遠縁の
頭山満翁のところへ金策に行ったことがあった。翁は今金がないからと言って杉山茂丸君....
「近世快人伝」より 著者:夢野久作
筆者は確信しているのだから是非もない。ここに先生の許しを得て、逸話を御披露する。
頭山満翁の逸話といったら恐らく、浜の真砂の数限りもあるまい。
頭山満翁はさながらに....
「父杉山茂丸を語る」より 著者:夢野久作
て頂くために、東京駅を出発したのは八月二十八日であった。 駅頭まで見送りに来た
頭山満先生が、父の遺骨を安置した車の前に立ちながら、見栄も何も構わずに涙をダクダ....
「社会時評」より 著者:戸坂潤
内某氏は、××××と通謀したという嫌疑で検事局の召喚を受け、遂に辞表を提出した。
頭山満家の名を××して右翼思想団体を自称する××会の幹部某を紹介して、各種の会社....
「一商人として 」より 著者:相馬愛蔵
は一斉に立って我が軟弱外交を攻撃し、気骨ある志士は猛然とこれを論難した。とりわけ
頭山満翁を頭目として犬養毅、寺尾亨、内田良平、佃信夫、中村弼、杉山茂丸等数十名の....
「国号の由来」より 著者:喜田貞吉
昭和九年初頭の第六十五回帝国議会において、
頭山満氏ほか数氏の名を以て、国号制定に関する請願なるものが提出せられた。我が国は....
「河豚」より 著者:吉川英治
が、自動車に乗って東京を歩くなどは以てのほかだろう。下ノ関の大吉だか春帆楼かで、
頭山満翁が、卓上の料理が河豚だと聞くと、いきなり起ってそれへ小便したという話はあ....