頭花[語句情報] »
頭花
「頭花〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
頭花の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「思い出す事など」より 著者:夏目漱石
変るうちに気節はようやく深い秋に入《い》った。 日似三春永。 心随野水空。 牀
頭花一片。 閑落小眠中。 三十一 若い時兄を二人失った。二人とも長い間|床《....
「心の河」より 著者:宮本百合子
せ、世に送り出しもしたのではなかろうか。母の母が、明治の始め、長い絹房の垂れた插
頭花《かんざし》をかざした自分の娘に希い望んだ通りに。 宿題は、代々解かれきれ....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
すが。 だからことしはいい花を上げようと考案中です。題だけはもう読みました。指
頭花というのよ、ちょっと珍しい題でしょう、われら愛誦詩の作者のものですから、よく....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
は、外ならぬ人間なのだと思うと、その人間の大切さ。いかばかりでしょう。お約束の指
頭花も御披露いたしましょうね、幾度自分でお読みになったものにしろ、愛誦歌であれば....