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頻度
「頻度〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
頻度の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「国語音韻の変遷」より 著者:橋本進吉
ることなく、これに反してwoは語頭にもそれ以外にも用いられたが、woの用いられた
頻度は比較的に少ないけれども、「ほ」(Fo)から変じたwoが語頭以外に甚だ多くあ....
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
名古屋は昼間の強襲に加え、翌夜にはさらに百機が来襲した。 名古屋地方は、来襲
頻度が多いわりに、被害がすくないのは、防空、防火の用意よろしく、天井などは早くか....
「柿の種」より 著者:寺田寅彦
われないわけである。してみると結局「お弟子」の定義には証明の可能な「門戸出入」の
頻度を標準とするのが唯一の「実証的」な根拠なのであろう。 もし何かの訴訟事件で....
「比較言語学における統計的研究法の可能性について」より 著者:寺田寅彦
同数だとする。さらにいちばん簡単な場合を考えて、各子音がそれぞれ各国語に出現する
頻度あるいは確率が一様で、皆νに等しいとすると、ν = 1/n 倍に増加する。も....
「物質群として見た動物群」より 著者:寺田寅彦
せんだって、駿河湾北端に近い漁場における鰺の漁獲高と伊豆付近の地震の
頻度との間にある関係があるらしいということについて簡単な調査の結果を発表したこと....
「電車の混雑について」より 著者:寺田寅彦
来る事、短い間隔の後にはすいた車が来る事がわかるだろう。 今これら各種の間隔の
頻度について統計してみると次のとおりである。 四分以上 4回 │ 二分....
「錯覚数題」より 著者:寺田寅彦
て、その数の日々の変化異同の統計的型式を調べ、それが群起地震の日々あるいは月々の
頻度の変化異同の統計的型式と抽象的形式的に類型的であるという論文を発表したとする....
「函館の大火について」より 著者:寺田寅彦
平洋上に消えている。こういう天候で、もし降雨を伴なわないと全国的に火事や山火事の
頻度が多くなるのであるが、この日は幸いに雨気雪気が勝っていたために本州四国九州い....
「三斜晶系」より 著者:寺田寅彦
はだいたい東西に走る電線に対してその尻を南へ十度ひねって止まっている。この最大|
頻度の方向から左右へ各三十度の範囲内にあるものが十九匹である。つまり三十五のうち....
「日本人の自然観」より 著者:寺田寅彦
発するものと思って間違いはない。この現象はわが国建国以来おそらく現代とほぼ同様な
頻度をもって繰り返されて来たものであろう。日本書紀第十六巻に記録された、太子が鮪....
「黄金虫」より 著者:佐々木直次郎
うかを見ようじゃないか。――なぜかというと、英語ではeが二つつづくことがかなりの
頻度であるからだ、――たとえば、‘meet’‘fleet’‘speed’‘see....
「暗号の役割」より 著者:海野十三
なっている。 「これはどうもおかしい。たった二百字の暗号文にしろ、日本文字の使用
頻度の統計とだいぶん違っている。ヲ、ニ、ワ、ルなど相当多くなければならぬ筈の文字....
「雷」より 著者:海野十三
めてしまうと、ピチピチピチドーン、ガラガラという奇異な音響に代り、呼吸もつがせぬ
頻度をもって、落雷があとからあとへと続いた。 その最中、町では大騒ぎが起った。....
「颱風雑俎」より 著者:寺田寅彦
かもしれない。 こうした極端な程度から少し下がった中等程度の颱風となると、その
頻度は目立って増して来る。やっと颱風と名のつく程度のものまでも入れれば中部日本を....
「雪」より 著者:中谷宇吉郎
とした観測がないのだということである。 一冬の間の観測を整理して、各結晶の降下
頻度を多、中、少、稀と四つに分けて見ると、次のような結果となった。 この....