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頼政
「頼政〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
頼政の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「綺堂むかし語り」より 著者:岡本綺堂
三|尺ほどの蓮根をひたしてあるのが眼についた。湯は菖蒲の湯で、伝説にいう、源三位
頼政の室|菖蒲の前は豆州長岡に生まれたので、
頼政滅亡の後、かれは故郷に帰って河内....
「長篠合戦」より 著者:菊池寛
届けると、岡の上に馬を乗り上げ、「六孫王|経基の嫡孫摂津守頼光より四代の孫源三位
頼政の後裔馬場美濃守信房」と名乗った。塙九郎左衛門直政の士川井三十郎突伏せて首を....
「二十五年間の文人の社会的地位の進歩」より 著者:内田魯庵
ってる。平家が亡びたのは其の勃興したる平治から初めて檀の浦の最後までが二十七年、
頼政の旗上げから数えるとたった六七年である。南朝五十七年も其前後の準備や終結を除....
「獏鸚」より 著者:海野十三
った。 「ねえ帆村君」と私は自信もないのに呼びかけた。「ほら昔のことだが、源三位
頼政が退治をした鵺という動物が居たね」 「ああ、君も今それを考えているのか」帆村....
「鵺」より 著者:楠山正雄
ちついた人をえらばなければなりません。あれかこれかと考えてみますと、さしあたり源
頼政の外に、この大役をしおおせるものがございません。そこで相談がきまって、
頼政が....
「鎮西八郎」より 著者:楠山正雄
仲間も二派に分かれました。そして、後白河天皇の方へは源義朝だの平清盛だの、源三位
頼政だのという、そのころ一ばん名高い大将たちが残らずお味方に上がりましたから、新....
「弓道中祖伝」より 著者:国枝史郎
いう矢声! さながら裂帛! 同時に鷲鳥の嘯くような、鏑の鳴音響き渡ったが、源三位
頼政鵺を射つや、鳴笛紫宸殿に充つとある、それにも劣らぬ凄まじい鳴音が、数町に響い....
「善悪両面鼠小僧」より 著者:国枝史郎
らしい。 「は、霊験と仰せられますと?」 新十郎は恐る恐る訊く。 「昔、源三位
頼政は、いわゆる引目の法をもって紫宸殿の妖怪を追ったというが、其方の得意の一刀流....
「鷲」より 著者:岡本綺堂
まぐらいは知っていますのさ。」 「そんなら観音堂の額を見たろう。あのなかに源三位
頼政の鵺退治がある。
頼政が鵺を射て落すと、家来の猪早太が刀をぬいて刺し透すのだ。....
「作画について」より 著者:上村松園
も明治二十八年第四回内国博出品の「清少納言」や、その後の「義貞勾当内侍を視る」「
頼政賜菖蒲前」「軽女悲惜別」「重衡朗詠」また小野小町、紫式部、和泉式部、衣通姫な....
「画道と女性」より 著者:上村松園
を描いた記憶がある。その頃からのことを思い出してみると、新田義貞や、平重衡や、源
頼政やの古事を題材としたことなどもあり、大石義雄とお軽の別れの場面を描いたり、朝....
「画筆に生きる五十年」より 著者:上村松園
術協会出品(一等褒状)「婦人愛児」日本美術協会出品(一等褒状) 同 三十年 「
頼政賜菖蒲前」日本絵画協会出品(二等褒状)「美人観書」全国婦人製作品展出品(一等....
「明治劇談 ランプの下にて」より 著者:岡本綺堂
「源三位」を上場した。今度は一番目に据えられた五幕つづきの大作で、左団次は源三位
頼政と長谷部信連と出羽判官光長の三役をつとめたが、そのなかでも信連の大立廻りが最....
「秋の修善寺」より 著者:岡本綺堂
長さ一|間ほどの蓮根を浸してあるのが眼についた。湯は菖蒲の湯で、伝説にいう源三位
頼政の室菖蒲の前は豆州長岡に生れたので、
頼政滅亡の後、かれは故郷に帰って河内村の....
「中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
なかった。 しかしこれは敢て俊成だけのことでない。鵺を退治た伝説で有名な源三位
頼政、西行法師、大原の三寂といわれた寂超・寂然・寂念の三兄弟、『金葉集』を撰んだ....