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頼重
「頼重〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
頼重の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「仇討禁止令」より 著者:菊池寛
一 鳥羽伏見の戦で、讃岐高松藩は、もろくも朝敵の汚名を取ってしまった。 祖先が、水戸黄門光圀の兄の
頼重で、光圀が後年|伯夷叔斉の伝を読み、兄を越えて家を継いだことを後悔し、
頼重の....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
違ない。峠のうちの樋橋というところは、谷川を前にし、後方に丘陵を負い、昔時の諏訪
頼重が古戦場でもある。高島城から三里ほどの距離にある。当方より進んでその嶮岨な地....
「明治開化 安吾捕物」より 著者:坂口安吾
ノの案内で下谷のオソノの実家へ向わせた。 ★ 三枝子の兄は
頼重太郎と云って、二十五になる大学生だ。苦学のために、年をくっているが、秀才でも....
「随筆 私本太平記」より 著者:吉川英治
ときから――家名も上杉家と称えたものといわれている。尊氏を産んだ清子は、後の上杉
頼重の娘であった。 足利家の飛領の篠村とここは遠くない。両家の姻戚関係が生じた....
「随筆 新平家」より 著者:吉川英治
皆目、証するものがない。その他、牛若脱走の身辺には、深栖三郎光重とか、その子陵助
頼重などの源氏党がいたように、諸本には見えるが、これも史実というには足らない。弁....