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「題号〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

題号の前後の文節・文章を表示しています。該当する12件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
二人の友」より 著者:森鴎外
もあり雑誌もあるから、その方にしようと云った。 F君は私の手から本を受取って、題号を見た。そして「心理学ですね」と云った。 「そうだ。君それが読めるか。」 「....
綺堂むかし語り」より 著者:岡本綺堂
、東京の湯屋の変遷が知られる。三馬の作に「浮世風呂」の名があっても、それは書物の題号であるからで、それを口にする場合には銭湯とか湯屋とかいうのが普通で、元禄のむ....
般若心経講義」より 著者:高神覚昇
なんら異なることがありませんから、このたびは玄奘三蔵の訳した経本によって、お経の題号をお話ししてゆこうと存じます。 書物の題とその内容を、ありのままに描いたも....
法窓夜話」より 著者:穂積陳重
して式目一百六十九条を定めた。今伊達家に存するこの式目の原本には「塵芥集」という題号が附けてあって、「仙台文庫叢書」第二輯にも収められている。同叢書の出版者作並....
十二支考」より 著者:南方熊楠
載した竜数種で、第二図は一六〇〇年パリ版、フランシスコ・コルムナのポリフィルスの題号画中の竜と蝮と相討ちの図だが、ことごとく竜を二脚として居る。この相討ちに似た....
渋江抽斎」より 著者:森鴎外
敷附」である。これは殆ど完全に保存せられた板本で、末に正保四年と刻してある。ただ題号を刻した紙が失われたので、恣に命じた名が表紙に書いてある。この本が正保四年と....
青年」より 著者:森鴎外
けて、ラシイヌを翻して見たが、もうだいぶ昏くて読めない。無意味に引っ繰り返して、題号なんぞの大きい活字を拾って、〔Phe`dre〕 なんという題号を見て、ぼんや....
十二支考」より 著者:南方熊楠
う体を図したのをしばしばみた。只今拙宅の長屋にすむ人もそんな本を一部もちおるが、題号|失《う》せたれば書名を知りがたい。惟《おも》うにデンニス氏が記せるところも....
十二支考」より 著者:南方熊楠
する研究を述べたので、医学法学上大いに参考となり別に驚くに足りないものだったが、題号が突飛なので英国で出版むつかしくパリで出版して英国へ輸入した。ゴリラはわが国....
家常茶飯 附・現代思想」より 著者:森鴎外
ルケ著作目録 (Rainer Maria Rilkes Werke.)題号 種類 発行年 発行地 備考 Le....
西瓜」より 著者:岡本綺堂
書けばいいということもないだろうが、とにかくまだこれだけでは完結しないとみえて、題号さえも付けてないのだ。維新の際に祖父も大抵のものは売り払ってしまったのだが、....
中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
ないことが著しく眼につくであろう。それに、『古今』の後に撰び、遺れるを拾うという題号にもあらわれているように、『古今』『後撰』『拾遺』の三集は互に先の集を承けて....