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題詩
「題詩〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
題詩の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「草枕」より 著者:夏目漱石
生車轍。廃道入霞微。停※而矚目。万象帯晴暉。聴黄鳥宛転。観落英紛霏。行尽平蕪遠。
題詩古寺扉。孤愁高雲際。大空断鴻帰。寸心何窈窕。縹緲忘是非。三十我欲老。韶光猶依....
「綺堂むかし語り」より 著者:岡本綺堂
を来て半武装をしているのを見て、やはり軍人であると思っていたらしい。しかも白扇の
題詩を見るに及んで、私が軍人でないことを知ったというのである。日本の軍人に漢詩を....
「句合の月」より 著者:正岡子規
たが何も出来ぬ。それから宋江が壁に詩を題する処を聯想した。それも句にならぬので、
題詩から離別の宴を聯想した。離筵《りえん》となると最早唐人ではなくて、日本人の書....
「三国志」より 著者:吉川英治
が、死後もなお国を守っていたためであったといっても過言ではあるまい。 頼山陽の
題詩「仲達、武侯の営址を観る図に題す」に、山陽はこういっている。 ――公論ハ敵....
「随筆 宮本武蔵」より 著者:吉川英治
のままで今日まで手入れをした跡はない。半切幅のやや短目な紙中で、一展してゆくと、
題詩が書いてあった。 画は、朱衣を着た「祖師像之図」である。その達磨大師の右の....