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「額を集め〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

額を集めの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
天主閣の音」より 著者:国枝史郎
した。 成瀬隼人正、竹腰山城守、石河佐渡守、志水甲斐守、渡辺飛騨守の年寄衆は、額を集めて相談した。 「これは何うも大事件だ。江戸の町奉行が隠密となり、直々他領....
琥珀のパイプ」より 著者:甲賀三郎
べられたが、時間もすべての点も青年の云う通りであった。知能犯掛りも強力犯掛りも、額を集めて協議した。その結果今回も以前の強盗事件のように、何者かゞ何にも知らない....
菊模様皿山奇談」より 著者:三遊亭円朝
が出ると水飴を上ります。こゝで神原五郎治と神原四郎治兄弟の者と大藏と三人打寄り、額を集め鼎足で談を致しました時に、人を遠ざけ、立聞きを致さんように襖障子を開広げ....
夜明け前」より 著者:島崎藤村
さん、馬籠の宿でも御通行筋の絵図面を差し出せとありますよ。」 と言って、互いに額を集めた。 本陣問屋庄屋としての仕事はこんなふうに、あとからあとからと半蔵の....
田舎教師」より 著者:田山花袋
は数種の雑誌をひるがえしてみた。郁治の持っている雑誌もそこに参考に出した。洋燈は額を集めた三人の青年とそこに乱雑に散らかった雑誌とをくっきり照らした。 やがて....
宇宙尖兵」より 著者:海野十三
な足音をたてて床にとび下りた。そして間の扉を開いて、リーマン博士とその助手たちが額を集めて何か議し合っている部屋へとび込んだ。 僕は、戸棚の上に取残されたまま....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
《せんぎ》をして申し上げろということです。 そこで、市場の上下が総寄合のように額を集めて、あれかこれかと詮議をしてみましたけれども、要領を得たようで得られない....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
ぎにはならずに散ってしまいました。 自身番の内部へその張紙を持ち込んだ親爺連、額を集めて眼の敵《かたき》のようにそれを読みはじめました。その文言はこうでありま....
次郎物語」より 著者:下村湖人
指さしてそう言ったが、眼は庭木をすかして座敷の方を見ていた。座敷では、四人がまだ額を集めて話しこんでいる。 子供たちは、それから、池に小石を投げたり、樹をゆす....
遺恨」より 著者:坂口安吾
」 女たちは何だ、という軽蔑しきった顔をした。そして、今までよりもケタタマシク額を集めたり、やにわにノケゾッて哄笑したり、傍若無人のフルマイをはねちらすのだ。....
探偵の巻」より 著者:坂口安吾
、碁席の番人関さんだとか、元巡査山口さん、祇園乙部|見番のおつさん杉本さん等々、額を集めて町内会議がひらかれる。この元巡査がアルコール中毒で、頼りにならないこと....
落語・教祖列伝」より 著者:坂口安吾
野郎をくらすけても文句のでねような方法が、ここに一つあるがんだ」 そこで一同は額を集めて密議を重ねる。めでたく相談がまとまって、その晩は前祝いに充分のんで、一....
山吹」より 著者:泉鏡花
かりなんです。咳をしたと言てはひそひそ、頭を痛がると言っては、ひそひそ。姑たちが額を集め、芝居や、活動によくある筋の、あの肺病だから家のためにはかえられない、と....
三枚続」より 著者:泉鏡花
そ。 土蔵の前に集った一団の人の驚きは推するに余りある次第であろう。 渠等が額を集め、鼻を合せ、呼吸をはずませて、あたかも魔界から最後の戦を宣告されたように....
金山揷話」より 著者:大鹿卓
うか。四五人の鉱山師仲間が何ヶ月も逗留しつづけていたのである。彼等は毎日のように額を集めては、何十万とか何百万とか途方もないことばかり口走っていたが、宿料の方は....