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顔回
「顔回〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
顔回の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「千代女」より 著者:太宰治
いなさい、あなたは自分の才能にたよりすぎて、師を軽蔑しているのです、むかし支那に
顔回《がんかい》という人物がありました、等といろんな事を言い出して一時間くらい経....
「骨董」より 著者:幸田露伴
ムダ金の拾万両も棄てて、小町の真筆のあなめあなめの歌、孔子様の讃が金で書いてある
顔回の瓢、耶蘇の血が染みている十字架の切れ端などというものを買込んで、どんなもの....
「弟子」より 著者:中島敦
たが、子貢という青年は誠に際立った才人である。孔子がいつも口を極めて賞《ほ》める
顔回《がんかい》よりも、むしろ子貢の方を子路は推したい気持であった。孔子からその....
「ああ玉杯に花うけて」より 著者:佐藤紅緑
水を飲むか」 「そんなに飲みません」 「いかん、人間は毎日二升の水を飲むべしだ、
顔回は一|瓢の飲といったが、あれは三升入りのふくべだ、聖人は」 「さようなら」 ....
「孔子」より 著者:和辻哲郎
れぬ。さらにもう一つ、 季康子問う、弟子|孰か学を好むと為す。孔子|対えて曰く、
顔回という者ありて学を好みしが、不幸短命にして死し、今は則ち亡し。(先進、七) ....
「欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
るに、今日の宗旨の肉食妻帯せざるものをもって真の仏者となすはいかん。政教子曰く、
顔回は貧におるをもってその目的とするにあらず。しかるに、後世その道を伝うるもの、....