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顔隠し
「顔隠し〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
顔隠しの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「青い眼の人形」より 著者:野口雨情
五兵衛さん家《いえ》の 裏の道通つた 五兵衛さんが見たら 笠で
顔隠した 「おさよか」と、聞くと 「そだよ」と云つて 笠で
顔隠した ....
「旅愁」より 著者:横光利一
けったいな俳句やなア。蒲団きてやわ。」と傍の鶴千代が肩をつついた。
「そうかて、
顔隠してやすやないの。」
欄干にふれてだらりと垂れた二本の帯の長い裾が、しなや....
「人外魔境」より 著者:小栗虫太郎
「いらっしゃいませんわ。でも随分、あの方変った服装をしていらっしゃいますわね。|
顔隠しをしたり皮鞋をはいたり……やはりあの方は近東の方でしょうね」 「そうらしい....
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
いうのがある。武蔵はそこを覗き、わらじはないかと訊ねたが、遊廓へ入る浮かれ男が、
顔隠しの笠を求める店なので、元よりわらじを鬻いでいるはずはない。
「すまないが、....