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顕揚
「顕揚〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
顕揚の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
師《し》波婆利に送る、舅に就いて学問甚だ通じければ会《え》を作《な》してその美を
顕揚せんと一弟子を波羅奈国に遣わし輔相に謀り会資として珍宝を得んとす、その弟子中....
「運命」より 著者:幸田露伴
。其の書の体たるや、水滸伝平妖伝等に同じと雖も、立言の旨は、綱常を扶植し、忠烈を
顕揚するに在りというを以て、南安の郡守|陳香泉の序、江西の廉使劉在園の評、江西の....
「読書法」より 著者:戸坂潤
いる。本書は『数学教育の根本問題』や『数学史研究』『数学教育史』を貫く根本精神の
顕揚に資するために存在する。 12 社会・思想・哲学・の書籍について 聞く....
「不尽の高根」より 著者:小島烏水
られる。甲斐絹、葡萄、水晶の名産地として、古くから知られた土地ではあるが、甲斐を
顕揚するものは、甲斐の自然その物であらねばならぬ。瑞西が、一面工業国でありながら....
「詩の原理」より 著者:萩原朔太郎
るだろうか。そして此処《ここ》に人生と言う意味は、人間生活の文化に於ける、価値の
顕揚されたものについて言うのである。吾人《ごじん》はこの章に於て道徳、芸術、宗教....
「社会時評」より 著者:戸坂潤
相応わしい予言だったのである。なぜなら後に、×××××××××××は恰も、国体を
顕揚するために財産私有者の巨頭達を××××を考え付いたからだ。 今度の改正案は....
「美の日本的源泉」より 著者:高村光太郎
領域に於ける太子の偉業は今日から見て実に世界大なものがある。 聖徳太子の日本美
顕揚の御遺蹟は現に大和法隆寺に不滅の光を放っている。太子は比類なき聡明な知性を持....
「三十年前の島田沼南」より 著者:内田魯庵
れた。棺を蓋うて定まる批評は燦爛たる勲章よりもヨリ以上に沼南の一生の政治的功績を
顕揚するに足るものがあった。 沼南には最近十四、五年間会った事がない。それ以前....
「『偶像再興』序言」より 著者:和辻哲郎
い。それは永遠に若く永遠に新しい。予の目ざすのはかくのごとき永遠に現在なる生命の
顕揚である。予はあらゆる偶像の胸を通ずる一つの大いなる道を予感する。そうして過去....
「チベット旅行記」より 著者:河口慧海
ら止します。坂は非常に厳しいですからヤクなんかに乗って降ることはとても出来ない。
顕揚されたところの大詩人である。かくのごとき一大詩人はチベットにおいては前にも後....