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「願主〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

願主の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
どを巡拝しながら珍らしい絵馬をあさって歩くようにもなる。元来この絵馬はそれぞれの願主が奉納したものだから、他人がみだりに持ち去ることを許されないのであるが、なん....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
与八の手で運ばれ、一切が手づくりになった地蔵菩薩の霊場であります。しかし、その発願主《ほつがんぬし》はむしろお松というのが至当で、お松が、与八さん、どうしても、....
百姓弥之助の話」より 著者:中里介山
食物を作らしめるのである。これも常に備へられてあるべきだ。 今日の農業の如く、志願主義――志望主義では面白くない。 百姓弥之助も以前からこれと同様の事を考え....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
令嬢の由。 『都』をこの頃とるようにしました。文芸欄で高見順が今日の文学の他力本願主義、後退の跳梁について書いていて、他力本願(題材主義)で、題材のいいのを見つ....
法然行伝」より 著者:中里介山
、堂の中に入って見て、 「これは源空が供養すべき堂ではない」と云うて出て了った。願主が非常に狼狽して人に尋ねて、法然上人は勢至菩薩の垂跡《すいじゃく》であるとの....