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願力
「願力〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
願力の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
らい大師が来って救いたまえと念じた。その鶏を献じた者が今の曠野手王に生まれ、昔の
願力に由ってこの厄難を免れたと。この話自身は余りゾッとせぬ(『根本説一切有部毘那....
「わが戦争に対処せる工夫の数々」より 著者:坂口安吾
たほどで、私のやうな怠け者がせつせと防空壕をつくつたのだから、生きたいといふ人の
願力は物凄い。 私は然し防空壕について、あまり人々が無関心なので驚いた。私の組....
「親鸞」より 著者:三木清
びついていたかを示すものであろう。末法の自覚は罪の自覚であり、罪の自覚は弥陀の本
願力による救済の自覚であった。 無明長夜の燈炬なり 智眼くらしとかなしむな 生....
「法然行伝」より 著者:中里介山
いたし方がありません。矢張りそれはそのままでただ本願をたよって名号を称えれば仏の
願力に乗じて往生が出来るということを知るばかりであります」 法印の信心がそこで....