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類別
「類別〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
類別の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「惜みなく愛は奪う」より 著者:有島武郎
るであろう。 その何れにせよ、反省は経験の結果を似寄りの部門に選び分ける。かく
類別せられた経験の堆積を人々は知識と名づける。知識を整理する為めに私は信憑すべき....
「西航日録」より 著者:井上円了
比するに、人口、幅員ともに二倍の増加なるは、実に驚かざるを得ず。また、その人口を
類別するに、アイルランドより移住せるもの八十五万人、ドイツより九十万人、英国およ....
「発明小僧」より 著者:海野十三
含味熟読あらむことを。 パチンコの発明 昭和二年実用新案広告第一一六七七号(
類別第一十五類五、銃弓及射的玩具)――出願人、東京府下本田村立石、×田×次郎氏。....
「料理の秘訣」より 著者:北大路魯山人
概この第一歩の答えすら自信を有する者は稀なようだ。 味噌の良否、醤油の良否と種
類別、酢のよしあしと色別、香り別、油、塩、砂糖、日頃こういうものを吟味してかかっ....
「獄中生活」より 著者:堺利彦
二台の馬車に乗せられて、今度は巣鴨監獄へと送られた。 ここでチョット監獄署の種
類別を説明しておかねばならぬ。まず東京監獄が未決監、市ガ谷監獄が初犯再犯などを入....
「六号室」より 著者:瀬沼夏葉
シヤの地方団体の医術はどうであろうか、まず精神病に就いて云うならば、現今の病気の
類別法、診断、治療の方法、共に皆これを過去の精神病学と比較するならば、その差はエ....
「厄年と etc.」より 著者:寺田寅彦
いものだろうか。例えば時代や、季節や、人間の階級や、死因や、そういう標識に従って
類別すれば現われ得べき曲線上の隆起が、各類によって位置を異にしたりするために、す....
「科学論」より 著者:戸坂潤
言っても、実は全くの無政府状態なのではない。吾々はこの様々に異った立場をば適当に
類別し系統づけ、それからある限度まで相互に近づけたり折衷したり、時には総合したり....
「現代唯物論講話」より 著者:戸坂潤
そうマチマチなものではなく、仮にその間に大きな区別があった場合にも、結局幾群かの
類別に仕分け出来るのであって、従ってそれに基き又それのためにする処の世界直観=世....
「思想としての文学」より 著者:戸坂潤
―理論や芸術となる。只その反映の仕方に、方法に、理論乃至科学と芸術乃至文学とで、
類別があるだけだ。両者がその世界観からして異るとも考えられるのは、ただこの意味に....
「思想と風俗」より 著者:戸坂潤
沢山出て来るとか来ないとかいうこととは関係がないのである。そうした題材の上での種
類別や、又ジャンルやスタイル乃至世界観の上でさえの種
類別以前に、文学と道徳との本....
「社会時評」より 著者:戸坂潤
のだろう。これを中等学校に移せば、師範学校の場合になるのである。――家庭の階級的
類別と、その家庭に育つ子弟の社会意識乃至思想との間に横たわる、この唯物史観的真理....
「読書法」より 著者:戸坂潤
知れない。「読書法日記」とか「論議」とか「ブック・レヴュー」とか「書評」とかいう
類別が、夫々サンプルであり、そうしたサンプルを集めたこの本は、云わばカタローグみ....
「日本イデオロギー論」より 著者:戸坂潤
ムの分類は、現在の社会の階級〔対〕立の関係から客観的に導き出されたイデオロギーの
類別なのだから、終局に於ては之は無論無視してならない原則にぞくしているが、この終....
「死刑囚最後の日」より 著者:豊島与志雄
れでも、検討後それを破毀院《はきいん》へ回付するものとされている。 破毀院で、
類別や番号づけや登録。というのは、断頭台は満員で、各自順番でしか通れないから。 ....