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類聚
「類聚〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
類聚の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
《さねもと》卿、男女の習い旅宿の徒然《つれづれ》一夜の忘れ形見なりと見えるが、『
類聚名物考《るいじゅめいぶつこう》』四十に『異本曾我物語』に「この虎と申す遊君は....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
には藩主のお目通りを許されるほどの親しみがあった。半蔵は半蔵で、『神祇宝典』や『
類聚日本紀』などをえらんだ源敬公以来の尾張藩主であるということが、彼の心をよろこ....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
は安政大獄の当時、井伊大老に反対して幽閉せられた閲歴を持つ人で、『神祇宝典』や『
類聚日本紀』なぞを選んだ源敬公の遺志をつぎ、つとに尊王の志を抱いたのであった。徳....
「大衆文芸作法」より 著者:直木三十五
。極く初歩の参考書を云うと、服装、風俗では、「歴世服飾考」「貞丈雑記」「近世風俗
類聚」など、食物は、宇都宮黒滝氏の「日本食物史」、旅行は、鉄道省の「日本旅行記」....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
を取った者は、必ず後嗣|亡《な》しと(同氏の『グジャラット民俗記』一四〇頁)。『
類聚名物考』七は『輟耕録』を引いて、宋帝の後胤《こういん》趙生てふ貧民が、木を伐....
「不沈軍艦の見本」より 著者:海野十三
究所|誇大妄想班報告書第一|輯乃至第五十八輯」、曰く「世界|瘋癲病患者|妄想要旨
類聚」、曰く「新青年――金博士|行蹟記」、曰く「夢に現れたる奇想集」等々、一々書....
「連環記」より 著者:幸田露伴
得無かった。天元五年の冬、其家は成り、其記は作られたが、其翌年の永観元年には倭名
類聚抄の撰者の源|順は死んだ。順も博学能文の人であったが、後に大江匡房が近世の才....
「万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
。この古調は貴むべくこの作者は凡ならざる歌人であった。 歌の左注に、山上憶良の
類聚歌林に、一書によれば、戊申年、比良宮に行幸の時の御製云々とある。この戊申の歳....
「辞書」より 著者:折口信夫
日本の辞書のできてくる道筋について考えてみる。 そういうとき、すぐにわれわれは『倭名
類聚鈔』を頭に浮かべる。それより前には辞書がなかったかというと、以前のものが残っ....
「文学に現れたる東北地方の地方色」より 著者:佐左木俊郎
近の方が、本当のようであります。陸奥や出羽から良馬の出たことは、『続日本紀』や『
類聚三代格』などにも見えていますし、とにかく、東北地方から良馬を産出したことは早....
「植物一日一題」より 著者:牧野富太郎
う》』にあるように百合を和名由里(ユリ)、また源順《みなもとのしたごう》の『倭名
類聚鈔《わみょうるいじゅしょう》』にあるように同じく百合を和名由里(ユリ)として....
「親鸞」より 著者:三木清
せられた『正信念仏偈』、あるいはいわゆる『略文類』または『略書』すなわち『浄土文
類聚鈔』の中にある『念仏正信偈』は浄土史観を述べたものである。そこでは弥陀と釈迦....
「カキツバタ一家言」より 著者:牧野富太郎
バタを蠡実、一名劇草、一名馬藺子等と書き、次いで千年余りも前にできた源順の『倭名
類聚鈔』にもまた、加木豆波太、すなわちカキツバタを劇草、一名馬藺と記し、次いでま....
「中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
るのである。それは先のことだからともかくとして、大体の歌が読めるようになると、『
類聚古集』や『古葉略
類聚鈔』などのように、部類分けした『万葉集』も出来るし、『万....
「失うた帳面を記憶力で書き復した人」より 著者:南方熊楠
入《ぜつじゅ》するほど我《が》を折りけり。まことに羅山の記臆古今に稀なり。『古文
類聚』などをば、暗に覚えて語られける、云々」(元禄十五年板『元禄太平記』七巻一章....