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風の吹き回し
「風の吹き回し〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
風の吹き回しの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「本州横断 癇癪徒歩旅行」より 著者:押川春浪
の山中旅行では、常に凹垂れの大将となり、一行の厄介者であった吾輩、今日はいかなる
風の吹き回しか、その元気|凄《すさ》まじく、水戸の津川五郎子と前後して先頭に立っ....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
抱く豪傑連の中には、あわただしい世態風俗の移り変わりを見て、追い追いの文明開化の
風の吹き回しから人心うたた浮薄に流れて来たとの慨きを抱き、はなはだしきは楠公を権....
「思想としての文学」より 著者:戸坂潤
を有っているのだ。皮肉に出てやろうか、それとも親切にしてやろうか、という風な心の
風の吹き回しとは違うのである。 ではリアリティー自身が風刺であるとは、どういう....