風の病[語句情報] » 風の病

「風の病〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

風の病の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
変な男」より 著者:豊島与志雄
あれば痛々しくもあった。そして、これは多分肺病の初期とか神経衰弱とか、そういった風の病気に違いない、或はその両方かも知れない、というように彼女は考えた。 「あな....
深夜は睡るに限ること」より 著者:坂口安吾
院を開業することができないのは実に残念至極である。風光明媚なる適地に、バンガロー風の病院をたて、ベッドにねむれば星が見える。ねむれば、なんにも、見えないがね。職....
古寺巡礼」より 著者:和辻哲郎
。今でも一種の物理的療法として存在の意義を持っている。天平時代に著しいヒステリイ風の病気や、その他全身の衰弱を起こすさまざまの病気が、蒸し風呂によって幾分治療せ....
食道楽」より 著者:村井弦斎
。こんな気の毒な事はない。私は先年或る病人が何も食べられないといっていたから西洋風の病人食物セーゴのプデンを拵えて食べさせたら大層|悦《よろこ》んで皆《み》んな....