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風天
「風天〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
風天の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
って、首を傾けることしばらく、 「さて卦面《けめん》に現われたるは、かくの通り『
風天小畜《ふうてんしょうちく》』とござる、卦辞《かじ》には『密雲雨ふらず我れ西郊....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
なり)。多力神なる故に力士の腕にその像を佩《お》びまた競技場に祀る。その十一体の
風天の化身なる故に十一の数を好む。子欲しき者は丹でその像を壁に画き、檀香とルイ花....
「長崎の一瞥」より 著者:宮本百合子
に飾った祭壇、やや下って迫持《せりもち》の右側に、空色地に金の星をつけたゴシック
風天蓋に覆われた聖母像、他の聖徒の像、赤いカーテンの下った懺悔台、其等のものが、....
「三国志」より 著者:吉川英治
こそ、すなわち曹操その人であろう、青羅の傘蓋は珠玉の冠のうえに高々と揺らいで、威
風天地の色を奪うばかりだった。 「うかと、孔明の計にのるな、橋上の匹夫は敵の囮だ....
「三国志」より 著者:吉川英治
て山を降りて、陣営に入ると、諸将を会して、こう語った。 「いま※雲野に起って、朔
風天に雪をもよおす。まさにわが計を用うべき時である。姜維は一軍をひきいて敵近く進....