風媒[語句情報] »
風媒
「風媒〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
風媒の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「黒い地帯」より 著者:佐左木俊郎
に稲はひどく威勢を殺がれた。のみならず、開花期間もやっぱり煤煙が降り続いたので、
風媒花の稲は滅茶滅茶だった。穂の長さは例年の三分の二ほどしかなかった。実のつきも....
「ロザリオの鎖」より 著者:永井隆
ば穂は出ぬものだった。ほかの麦と同じ晩春まで待ってはじめていっせいに花を開いた。
風媒花というものは自分勝手な恋愛ができぬらしい。麦の茎や葉の成長はすばらしくよか....