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「風知草〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

風知草の前後の文節・文章を表示しています。該当する14件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
風知草」より 著者:宮本百合子
うな思いで仕事をした。 その座敷のそとに物干がついていた。物干に、かなり大きい風知草の鉢が置かれてある。それは一九四一年の真夏のことであった。その年の一月から....
婦人と文学」より 著者:宮本百合子
って、僅か三年九ヵ月しか執筆発表期間をもち得なかった宮本百合子は、「播州平野」「風知草」などを発表した。 一時、作品の世界も混乱して見えた松田解子は、未発表の....
一九四七・八年の文壇」より 著者:宮本百合子
特長にしたがってだんだん流動してきました。毎日新聞の出版文化賞に「播州平野」と「風知草」とが当選したことは、その作家一人の問題ではなくて、民論が一方で坂口安吾氏....
両輪」より 著者:宮本百合子
ばならないという課題が、現実性をもってくるのである。〔一九四八年三月〕 附記 『風知草』『播州平野』『二つの庭』などについて、非常にどっさりさまざまの批評がある....
事実にたって」より 著者:宮本百合子
のだろうか。この一月に自分の手から一票一票と三百万の票を党におくった人々の心に「風知草」が描いた代々木本部創立当時のおもかげは、何のよびかけももたないだろうか。....
文学について」より 著者:宮本百合子
れ、中国語にもほんやくされています。この事実は何を語るでしょうか。「播州平野」「風知草」の基調にあるものが前衛党とその活動家の新しい情勢のもとにおける一つの姿を....
五〇年代の文学とそこにある問題」より 著者:宮本百合子
テーマを描きはじめた。「妻よねむれ」にしろ「私の東京地図」にしろ、「播州平野」「風知草」ことごとく、その種のモティーヴに立ち、作品の本質も戦争による人民生活の破....
婦人作家」より 著者:宮本百合子
から「歌声よ、おこれ」などの民主主義文学についての文学評論のほか、「播州平野」「風知草」などにこの作家にとって独特であった解放のよろこびと戦争への抗議を描き出し....
今日の日本の文化問題」より 著者:宮本百合子
河出書房 (既刊三冊) (真空管の物理) 小島昌治風知草 宮本百合子 文芸春秋新社 播州平野 宮本百合....
白藤」より 著者:宮本百合子
して来たり、その夏の苦しい気持は、もう引越すばかりになっている家の物干にせめては風知草の鉢でもと、買って来て夜風に眺めるほどであった。 秋になって落ついたらば....
あとがき(『宮本百合子選集』第七巻)」より 著者:宮本百合子
にかく長年の間くさりもしないで発酵していた葡萄のつゆであった。 「播州平野」と「風知草」とは、作者が戦争によって強いられていた五年間の沈黙ののちにかかれ、発表さ....
解説(『風知草』)」より 著者:宮本百合子
ヴェト同盟から出版されている世界革命文学の選集に採録された。 「風知草」について わたしがプロレタリア文学運動に参加したのは一九三一年一月のこ....
年譜」より 著者:宮本百合子
いて。 七月。ある回想から。播州平野。(長篇小説) 八月。青田は果なし。 九月。風知草。(連載第一回) 十月。琴平。現代の主題。風知草。(第二回) 十一月。郵便....
風知草」創作メモ」より 著者:宮本百合子
風知草」創作メモ 宮本百合子 重吉 ひろ子 富井 行雄 ....