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風邪心地
「風邪心地〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
風邪心地の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「田舎教師」より 著者:田山花袋
より勉強して二年三年ののち、検定試験を受けんとす、科目は植物に志す由言ひやる。△
風邪心地やうやくすぐれたれば、明日あたりは野外写生せんとて画板など繕ふ。 二日―....
「青春の息の痕」より 著者:倉田百三
いたしますから安心して下さい。今日は久しぶりに太陽の姿を仰ぎました。二、三日来の
風邪心地も去って、少しはすがすがしくなりました。私は持病が二つもあって、何かにつ....
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
刻、壺へ挿けた芍薬の残りの一枝へ、結び文にして、 「これを持って、石舟斎事、ちと
風邪心地のため、代ってお答えに参りましたと、小せがれの挨拶をうけて来い」 なお....
「無宿人国記」より 著者:吉川英治
紙をあげたのに、たった一度の御返辞も下さらないで」 「いつか、遅く帰った時から、
風邪心地で寝ていたのだ」 「でも、返辞を書くぐらいな事……。それ程なお心も、私に....