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風邪薬
「風邪薬〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
風邪薬の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
れてしまった。お北はとうとう寝床にはいることになった。下女のお秋は音羽の通りまで
風邪薬を買いに出た。 お北は実際すこし熱があるとみえて、床にはいると直ぐにうと....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
うがす」 松吉はすぐに出て行った。なにぶんにも頭が重いので、半七は湯にはいって
風邪薬を飲んで、日の暮れないうちから衾《よぎ》を引っかぶって汗を取っていると、夜....
「殺人鬼」より 著者:浜尾四郎
頭痛がして困るからと申すので、いつも家に出入をしております薬局で、西郷という家に
風邪薬を注文しました。それでその頓服を求めまして、夜十二時頃、寝《しん》につく時....
「コーヒー哲学序説」より 著者:寺田寅彦
らし木綿の小袋にほんのひとつまみちょっぴり入れたのを熱い牛乳の中に浸して、漢方の
風邪薬のように振り出し絞り出すのである。とにかくこの生まれて始めて味わったコーヒ....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
と、逃げて来た手がかりを怖れてお松が頻《しき》りに止めるものだから、 「それでは
風邪薬《かぜぐすり》でも買って来《く》べえ。それ、蒲団《ふとん》を頭のところから....
「みごとな女」より 著者:森本薫
んだね。(二人笑う) 真紀。 真紀 あさ子、あなた分ってるんでしょう、小宮さんの
風邪薬。 あさ子 アミノピリンを抜くのよ。 真紀 それだけじゃ、わかりゃしない。....
「艶色落語講談鑑賞」より 著者:正岡容
ってきて、 「先生、キミサリンって踊りを教えてください」 「キミサリン? そんな
風邪薬《かぜぐすり》みたいな踊り知らないわねぇ」 言いつついろいろ考えた末、や....