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風防
「風防〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
風防の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「あの顔」より 著者:林不忘
舎の人の、おかしいほどの質朴さがお久美を包んで、思わず微笑まれることが多かった。
風防けの松林の砂浜をへだてた、黒い板塀の一部が、おひさの家だった。さほど見ぐるし....
「災難雑考」より 著者:寺田寅彦
全だが台湾ではすぐに名物の白蟻に食べられてしまうので、その心配がなくて、しかも熱
風防御に最適でその上に金のかからぬといういわゆる土角造りが、生活程度のきわめて低....
「源氏物語」より 著者:紫式部
せを承りましても愚か者はただ悲しい悲しいとばかり思われるのでございます。 荒き
風防ぎし蔭《かげ》の枯れしより小萩《こはぎ》が上ぞしづ心無き というような、....
「穂高岳槍ヶ岳縦走記」より 著者:鵜殿正雄
かかる好都合の処はないとて、嘉与吉と二人で、その下の小石を取り除けて左右に積み、
風防けとし、居を平に均す、フ氏と嘉門次は、偃松の枝を採りて火を点ける、これでどう....