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風露
「風露〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
風露の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「思い出す事など」より 著者:夏目漱石
動粛瑟悲。 江山秋已老。 粥薬※将衰。 廓寥天尚在。 高樹独余枝。 晩懐如此澹。
風露入詩遅。 十六 安らかな夜はしだいに明けた。室《へや》を包む影法師が床《....
「綺堂むかし語り」より 著者:岡本綺堂
試みにかぞえてみると、ダリヤ、カンナ、コスモス、百合、撫子、石竹、桔梗、矢車草、
風露草、金魚草、月見草、おいらん草、孔雀草、黄蜀葵、女郎花、男郎花、秋海棠、水引....
「愛卿伝」より 著者:田中貢太郎
て騎らんことを 曲々たる欄干正々たる屏 六|銖衣薄くして来り凭るに懶し 夜更けて
風露涼しきこと如許ぞ 身は在り瑶台の第一層に 愛卿の詩を見ると、もう何人も筆を....
「谷より峰へ峰より谷へ」より 著者:小島烏水
ぎながら、草原に入ると、傾斜はいよいよ峻急になって、岩菅の花が、火のように赤く、
風露草のうす紫や、猪独活の白い花などが、その間に交って、ドス黒い岩壁へ、更紗を布....
「橋」より 著者:池谷信三郎
こんでしまった。彼女は顰め面をして鼻を鳴らし始めた。明るい陽差しが、軒に出された
風露草の植木鉢に、恵み多い光りの箭をそそいでいた。 取調べは二月ほどかかった。....
「薬前薬後」より 著者:岡本綺堂
と試みに数えてみると、ダリヤ、カンナ、コスモス、百合、撫子、石竹、桔梗、矢車草、
風露草、金魚草、月見草、おいらん草、孔雀草、黄蜀葵、女郎花、男郎花、秋海棠、水引....
「向嶋」より 著者:永井荷風
テ実ニ緑陰幽草ノ侯ニアルヲ。モシソレ薫風南ヨリ来ツテ水波紋ヲ生ジ、新樹空ニ連ツテ
風露香ヲ送ル。渡頭《ととう》人稀ニ白鷺|雙々《そうそう》、舟ヲ掠《かす》メテ飛ビ....