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「飛び巡る〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

飛び巡るの前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
神州纐纈城」より 著者:国枝史郎
「纐纈城の城主の顔を、一度でもいいから見たいものだ……」 大河の音と欷歔の声と飛び巡る蝙蝠の羽音とが相|錯雑して聞こえて来る。 「……この心願、この執着、これ....
レモンの花の咲く丘へ」より 著者:国枝史郎
、黄金虫は囁くような恋の唸りや、訴えるような羽音をさせて、花から花、梢から梢へと飛び巡る。物の音色、光や陰には優しい艶が着き、人々の眼差しには、たえられぬ内心の....