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飛び退る
「飛び退る〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
飛び退るの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「神秘昆虫館」より 著者:国枝史郎
付いた。 と、早くも片足の吉次は、小一郎の心中を読んだらしい。ヒョイと二、三歩
飛び退ると、俄然態度を一変した。 十六 「ふふん」とまずもって片....
「村井長庵記名の傘」より 著者:国枝史郎
駕籠の主 「ワ――ッ」と云って尻餅をつく。 止まった刀を手許へ引き、一間あまり
飛び退ると、長庵は刀を背後へ廻した。及び腰をして覗き込む。 「人殺しだアア、追剥....
「魔都」より 著者:久生十蘭
「うるさい、貴様は何者だ」
と、また大喝する。秀陳は仰天してひと飛びに三歩ほど
飛び退ると、息も詰りそうなオロオロ声で、
「安南帝国皇帝附き諜報部長宋秀陳」
「....
「おりき」より 著者:三好十郎
いて来る百姓を見迎えて)あのう、ちょっと――? 百姓 わい!(ビクッとして一二歩
飛び退るようにする。無心に歩いている子供が不意に物蔭から飛び出して来たものにおど....