飛んで火に入る夏の虫[語句情報] » 飛んで火に入る夏の虫

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飛んで火に入る夏の虫の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
丹下左膳」より 著者:林不忘
って、源三郎を罠《わな》へ落としこんだのみならず、何かと邪魔になる丹下左膳まで、飛んで火に入る夏の虫、自分から御丁寧にも、その穴へ飛びこんでくれたのだから、これ....
若き日の成吉思汗」より 著者:林不忘
カ》を成吉思汗《ジンギスカン》の自由にさせてたまるものか。(木華里《ムカリ》へ)飛んで火に入る夏の虫とは、貴様のことだ。地獄の迎えを待て! 言い捨てて、露台へ....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
ら、待ってましたと、隠密《おんみつ》の手で引上げられてしまうにきまっていますよ。飛んで火に入る夏の虫とは本当にこのこと、三百両は惜しいけれども、銭金のことは、ま....
魔像」より 著者:林不忘
りの真ん中へ、しかも、人もあろうに、黒門町の壁辰のところへ面《つら》ア出すとは、飛んで火に入る夏の虫てえやつで、いよいよこいつの運の尽《つ》きだ――壁辰は、黙《....
随筆 寄席囃子」より 著者:正岡容
」はじめ「週刊朝日」「サンデー毎日」と上方の雑誌ばかりが歓迎してくれていたので、飛んで火に入る夏の虫みたいだったが、けだしヤムを得なかったのだった。ひどい深酒ば....