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「飛蝗〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

飛蝗の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
オリンポスの果実」より 著者:田中英光
「こちらに御親類でも」と尚《なお》煩さくいうと、「いやなにもありません。行き当り飛蝗《ばった》とともに草枕《くさまくら》」と最前の浪花節の句をいってから笑いまし....
つづれ烏羽玉」より 著者:林不忘
の表情《かお》にゆらいだが、たちまち追従《ついしょう》笑いとともに、文次は米つき飛蝗《ばった》のように二、三度首を縮めておじぎをした。 「いますかえ、これ?」 ....
平賀源内捕物帳」より 著者:久生十蘭
ろんと寝転《ねころが》っている。小瓦の上には、苔《こけ》が蒼々《あおあお》。夏は飛蝗《ばった》や蜻蛉《とんぼ》の棲家《すみか》になろう、その苔の上に落葉が落ち積....