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「飛語〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

飛語の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
十二支考」より 著者:南方熊楠
するを不吉とした。『碧山日録』に、長禄三年六月二十三日|癸卯《みずのとう》、天下飛語あり、諸州の兵|窃《ひそ》かに城中に屯《たむろ》す、けだし諸公|預《あらかじ....
現代唯物論講話」より 著者:戸坂潤
相当興味があることだろうとさえ思われるのである。 処で二・二六事件以後、流言飛語の類が簇出したと云われていることを注意しよう。之は或いは現下に於ける民衆の本....
世界の一環としての日本」より 著者:戸坂潤
動に就いての不安(現にメーデーを見よ)・利害の自由な表現についての不安(之は流言飛語に関係がある)・職を擲って着役せねばならぬかも知れぬ不安・そして最も手近かな....
社会時評」より 著者:戸坂潤
ら、之を保証しろ、というのである。言論の自由が封鎖されているもんだから色々な流言飛語が乱れ飛ぶので、夫が社会不安の本質だというのである。この「社会学」はとに角と....
現代日本の思想対立」より 著者:戸坂潤
と言論統制とを結果した。官製のニュース以外に出た社会的刺激になる報道は総て流言・飛語・浮説・と見做された。一例は『朝日新聞』経済記者のスクープによる東株暴落事件....
一九三七年を送る日本」より 著者:戸坂潤
いのを普通とする。もしくは形のない或る一種の世の中の空気として実感される。流言や飛語の母体は正にここにある。 日本の国民代表が日本の世論を代表して、アメリカや....