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「飛起きる〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

飛起きるの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
支倉事件」より 著者:甲賀三郎
り浅田が立っていた。静子は今まで転た寝の夢を見ていたのだった。 吃驚した彼女は飛起きると、浅間しい寝乱れ姿を繕った。 「どうなすったんです。大そううなされてい....
鉄路」より 著者:蘭郁二郎
そうだ、これから行って見よう) 源吉は、大事な忘れ物でもしたように、ピョコンと飛起きると、頭の中を、全部京子に与え乍ら足早に歩き出した。 三 京....
鱗粉」より 著者:蘭郁二郎
翌日も、ゆうべの星空が予言したように、雲一つない快晴であった。 鷺太郎は朝早く飛起きると、看護婦たちを手伝わして、蝶だの蛾だのを、洋菓子の箱一杯につかまえ込ん....
悪因縁の怨」より 著者:江見水蔭
と洲へ船を乗上げた。話に実が入って梶を取損ったからであった。 市助まず喫驚して飛起きると、舳を蘆間に突込んだ拍子に、蘆の穂先で鼻の孔を突かれて。 「はッくしょ....