» 飛離れ

「飛離れ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

飛離れの前後の文節・文章を表示しています。該当する11件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
葛飾砂子」より 著者:泉鏡花
裏を行抜けの正面、霧の綾も遮らず目の届く処に角が立った青いものの散ったのは、一軒飛離れて海苔粗朶の垣を小さく結った小屋で剥く貝の殻で、その剥身屋のうしろに、薄霧....
古狢」より 著者:泉鏡花
東京の魚河岸の様子もよく知らないで、お恥かしいよ。――ここで言っては唐突で、ちと飛離れているけれど、松江だね、出雲の。……茶町という旅館間近の市場で見たのは反対....
二葉亭四迷の一生」より 著者:内田魯庵
の二葉亭の位置の如何なるやは暫らく世間の判断に任すとしても明治の文壇に類の少ない飛離れた人物であったはこの白描のデッサンを見てもおおよそ推測られよう。文人乎、非....
血の文字」より 著者:黒岩涙香
分で無いのを幸いちょい/\と早足に通過ました」余は此一|節を聞きて思わず椅子より飛離れたり、是れ実に軽々しく聞過し難き所ならん、余は殆ど堪え兼て傍より問を発し「....
蒲生氏郷」より 著者:幸田露伴
鼬花火《いたちはなび》のような物狂わしい火炎魂を有《も》った男でも無いし、それを飛離れた奥地に置いた訳は一寸解しかねる。事によると是は羊を以て狼を誘うの謀《はか....
旧聞日本橋」より 著者:長谷川時雨
たしは泣出したものです。住居蔵の裏が、せまい露地《ろじ》ひとつへだてて、そばやの飛離れた納屋《なや》があったので、お昼過ぎると陰気なコットンコットンがはじまる。....
こども風土記」より 著者:柳田国男
次にはこの遊びが古くからあったらしいということ、これも滋賀県と九州の一角とは、飛離れて二つだけあると思っていた間は、私などもそう推定せずにはおられなかったのだ....
年中行事覚書」より 著者:柳田国男
各自独立に発生したものでないことだけは察せられる。それがまたどうしてこのようにも飛離れて、別々に保存せられていたろうかは、今はまだ解説し難い問題であるが、大体に....
野草雑記・野鳥雑記」より 著者:柳田国男
ことを止めない。逕にも出れば芝生の中にも出る。垣根の下はもとより、中には五六間も飛離れて糸のような筍を抽きんでようとする。これだけは鋏を以て切ってしまわずにはい....
宇宙爆撃」より 著者:蘭郁二郎
た原子のあるのを知るかもしれません、そしてそれらの核と電子どもが、遠心力によって飛離れようとするのを、引力というものによって引寄せられ、何もない空間に固立してい....
火星の魔術師」より 著者:蘭郁二郎
ぶら話しながらやって来て今まで、溝一つ飛越えた覚えはない――だから此処は、現実と飛離れた別世界ではない。 その筈なのに、ふと気がついて見廻したあたりの様子は、....