食うか食われるか[語句情報] » 食うか食われるか

「食うか食われるか〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

食うか食われるかの前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
映画雑感(Ⅲ)」より 著者:寺田寅彦
映画も、もうそろそろなんとか頭脳の入れ換えをしたらどうかと思う。 十四食うか食われるか 亀と亀とが角力をとって負けたほうが仰向けに引っくり返される。....
超人間X号」より 著者:海野十三
やさしいことが、X号に向かってやれるものか。X号を殺すか、われわれが殺されるか。食うか食われるかの争いなのに、そんなことでは、どうするんだ」 そして、博士のこ....
三国志」より 著者:吉川英治
南から北からと、落ち集まってきた残軍と敗将のすがたこそ見るかげもないものだった。食うか食われるか、戦の様相はつねに苛烈である。この苛烈を肝に銘じていながら曹真の....
私本太平記」より 著者:吉川英治
の荒さとはちがう荒さなのである。 見栄、風流なんて、余地のある生き方ではない。食うか食われるかの職業から来たものだ。 陸上の運輸、水上の舟行、どこでも喧嘩ッ....
私本太平記」より 著者:吉川英治
、かほど有効な爆弾として大量に敵の頭上につかわれたことも前例がない。 すべて、食うか食われるかが生み出す智恵だった。もちろん、寄手方でも智をしぼッて、あらゆる....
私本太平記」より 著者:吉川英治
ておけなかった。 彼らの眼は血走ッていた。彼らの手は血ぬられていた。いよいよ、食うか食われるかの、きのうきょうの戦況だった。 「ただいま、彼方に」 と、近侍....