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飯の食い上げ
「飯の食い上げ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
飯の食い上げの前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
打てれば占めたものだ、それから兎、狸、狐、猪、熊――」 「そうなると、こちとらが
飯の食い上げだ。しかしこの間、曾爾《そに》の山奥では、猪と間違えて人を打った奴が....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
――このまま道庵を上方《かみがた》に入れて、我々の縄張を荒させては、我々三ぴんの
飯の食い上げじゃによって、これより宇治と勢多とに陣所を構え、或いは案山子《かかし....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
っている。断頭台を互いにさし示しては笑い、種々な綽名《あだな》を浴びせかける。「
飯の食い上げ――脹《ふく》れっ面《つら》――天国婆――おしまいの一口――その他。....
「大鵬のゆくえ」より 著者:国枝史郎
二年の研究では出来ぬ。よしまたそれが出来るにしても、そうそう永く研究していたでは
飯の食い上げになろうというもの。 「ところでわざわざ遠い宇治から麿を訪ねて参られ....
「日本料理の要点」より 著者:北大路魯山人
ことのようであるが、この至言にうかうか乗っては、料理屋なるもの、料理人なるもの、
飯の食い上げになるかも知れないのである。この食通の言葉には無理はないのだが、これ....