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「飴菓子〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

飴菓子の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
千曲川のスケッチ」より 著者:島崎藤村
灯つけて社の方へ集る。それを見ようとして、私も家を出た。空には星も輝いた。社頭で飴菓子を売っている人に逢った。謡曲で一家を成した人物だとのことだが、最早長いこと....
夜明け前」より 著者:島崎藤村
種々な難行事を選び、ちいさな子供にまで、早起き、はいはい、掃除、母三拝、その他|飴菓子を買わぬなどの難行事を与えているようなあの異常な信心ぶりを考えて見ることも....
唄立山心中一曲」より 著者:泉鏡花
のかわりに、なくても我慢の出来る、片手とれた鍋の鋳掛も誂えるといった寸法。小児に飴菓子を売って一手踊ったり、唄ったり、と同じ格で、ものは違っても家業の愛想――盛....
霧陰伊香保湯煙」より 著者:三遊亭円朝
ればなりませんが、彼処に福田屋龍藏親分が住居致して居りまして通ります人の休み処で飴菓子を売って居ましたのが初で、伊香保が盛ったに付いて料理屋を始めましたが、連藏....
松の操美人の生埋」より 著者:三遊亭円朝
うも素敵で」 ときょろ/\する。両側は一面に枝柿を売る家が並んで、其の並びには飴菓子屋汁粉屋飯屋などが居て、常には左のみ賑かではございませんが、一年の活計を二....
豆腐買い」より 著者:岡本かの子
よく流れを逆に上り切って桃色と白のカフェ・ローポアンで一休み。そこで喰べた胡桃の飴菓子。 だが日本の通行人は急ぐように見えてもテンポは遅い。それでいて激しい感....
水晶の栓」より 著者:新青年編輯局
した。掌上には小さな金紙を貼った小函一箇。開いたままドーブレクに差し出した。 『飴菓子よ?』 『な、何んにするんだい?』とドーブレクは面喰った。 『ビクビクする....
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)」より 著者:三遊亭円朝
から買いに来ます。大した繁昌で、田舎の店では種々な物を売ります、酒、醤油、味噌、飴菓子、草履、草鞋、何となく売りまする、末には丈助は朝から晩まで手廻らないように....